【BitPRインタビュー】Celsius Network CEO Alex Mashinsky at Token 2049

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Celsius Network CEO :Alex Mashinskyについて

BitPRは、香港で開催で開催されたToken2049でCelsius NetworkのCEOであるAlex Mashinskyにインタビューしました。
アレックスはこのイベントで、「
10 Years In – The State of Decentralization」という基調講演を行いました。

Alexは業界をディスラプトすることに定評のある起業家です。 「ディスラプション」という言葉は多用されていますが、アレックスはそれを裏付ける実績を持っています。 Celsius Networkを設立する以前の彼の偉業のリストは、それ自体で記事を作成するのに十分な量です(Forbesでその内の1つを読むか、または彼個人のウェブサイトで見ることができます)。したがって、ここでは彼の最も人気のある成功に言及するに留めます。それは、国際電話を誰にとっても無料にするために、Voice over Internet Protocol(VOIP)を生み出すことでした。

人々が国際電話のために、とても高額な料金を支払った日々を覚えていますか? Whatsapp、Facetime、またはSkypeを介して、どこにいても、誰とでも会話できるようになった今日まで、まるで早送りするかのような進化を遂げました。 VOIPはこれを可能にする技術であり、そしてAlexが過去に率いたスタートアップであるArbinetはこの技術を開発し、彼はそれに対して特許を申請しました。この発明は、私たちが知っているように電気通信業界を著しくディスラプトし、そして個人及び企業に大いに利益をもたらしました。 Alexは、Celsius Networkが、現在の銀行システムにとっても同様の効果をもたらすことを目指しています。

Alexは34件の特許を取得しており、これまで彼が率いたスタートアップのために、$ 1B以上を調達し、そして$ 3B以上の収益を実現しています。 彼は、2002年と2011年にErnst &YoungのEntrepreneur of the Year賞にノミネートされました。

Celsius Networkのサービスについて

https://celsius.network/

仮想通貨の預金で利息を得る

銀行は、今日における銀行の低金利環境では、預金者に対して非常に低い金利、または日本などの国々ではマイナス金利を提供することで知られています。
これは、ほとんどの国で預金者がインフレによってお金を失い、時間の経過とともに購買力が低下することを意味します。

ロンドンに拠点を置くCelsius Networkは、預金者に本来提供されるべきサービスを提供することで、この状況を打破したいと目論んでいます。

Celsiusは、預金された仮想通貨の数量に応じて、最大で年間7%の金利を預金者に支払います。

2018年の夏以来5000万ドル以上の暗号通貨がCelsiusに預金され、100カ国以上から16,000人以上のユーザーがCelsiusに預入しています。Celsiusは利息を支払うために用いられるCELトークン(ERC20のユーティリティ・トークン)によって供給されています。また、CELトークンの保有者は、彼らが預金する暗号通貨に対して、より高い利子の支払いを受けることができます。

暗号通貨の保有者(個人および企業)にとってのCelsiusの価値は明らかです。それは、あなたが、あなたの暗号通貨による預金に対して利息の支払いを受けることです。預金者は、預金したコインによって利息を得ることも可能です。(たとえば、Bitcoinで預金した場合は、BTCで利息を得ることができます)利払いは毎週月曜日に行われます。重要なことは、預金者は追加料金やペナルティを課されることなく、いつでも自分の暗号通貨を引出すことができます。ユーザーは、AndroidまたはiOSで利用可能な、Celsiusのモバイルアプリケーションで始めるることができます。

暗号通貨を長期保有する者の利益を最大化するために、預金者が得る利息は以下のように計算されます。

  • 50%:ポートフォリオの残高(預金額)
  • 25%:引出しをすることなくCelsiusに預金していた期間
  • 25%:CELトークンの保有額(利息によって得ていないCEL部分)
    米国を除いてトークンの配布は来年実施

保有する仮想通貨を売却する必要がない安全な法定通貨ローン

暗号通貨の保有者が直面する別の問題は、彼らが自動車を購入したり、新しい事業に資金を供給するために、暗号通貨を使用することができないことです。銀行は担保として、保有する暗号通貨を担保することを認めないでしょう。借り手はまず、おそらく不利な市場状況の中で、自分の暗号通貨を売却しなければならないでしょう。 Celsiusは、保有者が暗号通貨を売る必要なく、保有する暗号通貨によって担保された融資を実行する手段を提供します。

Celsiusは、暗号通貨の担保を提供する個人および企業に対して、法定通貨建て(USD、EUR、JPYなど)の融資を提供しています。 2018年7月のローンチ以来、Celsiusは600万ドル以上の融資を行い、最大の融資金額は500万ドルでした。

執筆時点で、借り手は、4.95%から8.95%の間の利率で米ドル建の融資を受けることができます。 現在、Ethereum、Bitcoin、Litecoin、Ripple、DASH、およびBitcoin Goldは、担保資産として認められています。 Celsiusはその他に隠された手数料がないことを保証します。そして、彼らのウェブサイトは融資プロセスがどのように実行されるかについて、わかりやすく説明してくれます。

Alex Mashinsky インタビュー本編

BitPRは日本に読者がいます。Celsius Networkの日本、そして東南アジアでの利用状況とポテンシャルについて教えてもらえませんか?

現時点では、当社の顧客の約半分が北米から、残りは100カ国以上からのもので、日本はおそらく米国外で最大の規模です。

この理由は至ってシンプルです。これらの国のほとんどで預金金利が非常に低いからです。日本では、マイナス金利が存在します。お金を預ける為に、銀行に対して支払いをしないといけないのです。Celsiusは、これらの国々でアクセスすることができないとても高い利率を提供します。人々は懸命に働いて得たお金を銀行に託しますが、インフレーションによってその預金の価値は失われます。私は、銀行は5-7%の金利を提供しても依然として利益を出すことができると考えています。ただ、それをしたくないだけです。アメリカでは、5つの銀行が70-75%の預金者の資産を支配しています。彼らは十分に支配的な地位にいるので、預金者に報いる動機がありません。なぜなら、預金者は他の銀行、例えばアラバマのより高金利な銀行に変更することは考えにくいからです。

Celsiusが提供するのは、暗号通貨による代替手段です。私たちは、銀行や金融機関が行うのと同様に、融資によって預金された資産から利益を生み出し、その利益で預金者に報います。銀行や金融機関はその利益を自分たちのものにしますが、私たちはそれを預金者に移転します。

この弱気な相場環境の中で、Celsiusが提供する預金金利は多くのトレードを頻繁にしない暗号通貨保有者にとって魅力的です。あなたは、大量の暗号通貨残高を抱える事業者からの関心を認識していますか?

私たちは、いくつかのICO実施プロジェクトを預金者として抱えています。さらに、ロングを専門とする金融機関を顧客としています。私たちはコインを貸し出すこともしています。

貸出をするのは、基本的には個人顧客です。借入は企業です。彼らが借入れをする理由はいくつかあります。もし、私がロングを専門とするファンドで、BTCをロングポジションのコストが1BTCあたり300USDだとすると、私はその手段を用いません。私は自分のBTCを担保にBTCを借りてきて、そのBTCを使用します。私がキャピタルゲインを認識しなければならないケースでは、私のBTCポートフォリオ全体に対する借入金に対して認識する方がよいでしょう。

貸付および預金という、当社のビジネスモデルは特に目新しいものではありません。唯一の違いは、1Satoshi(BTCの最小単位)を持っている人のためにも、同じサービスを提供するということです。私たちと、他の多くの銀行との大きな違いは、私たちが金額の多寡があっても、同様に扱うということです。より良い条件を要求する企業が毎日のように私たちの所にやって来ます。私たちは「出来ません」と言います。そして、彼らが長期保有することや、コミュニティの支援をしないのであれば、低い金利設定によるペナルティを課されるでしょう。

ウォールストリートの機関投資家、アセットマネジャー、ファミリーオフィスなど、暗号通貨に多大な投資をしようとする層に対してCelsiusはどのようにポジションをとり、これらの顧客を獲得しようとしていますか?

私たちは貪欲さに依拠しています。もし、あなたが持続可能性があり、証明可能な収益の獲得方法を持っているなら、企業はあなたのところにやってくるでしょう。

人々は、ウォーレンバフェットを信用します。それは彼が長期間に亘って素晴らしいIRRを達成してきたからです。あなたが私のキャリアに着目した時、私も過去7つのスタートアップでとても高いIRRを残しています。もし、企業がCelsiusとその経営チームが何を達成できるか見た時、そしてビジネスモデルが持続可能で、彼らが投資できるだけの信用を得たとしましょう。

私たちのモデルはシンプルです。私たちは80%をコミュニティに還元します。銀行は80%を彼らのもにします。これは、誰も知らない複雑なアルゴリズムとは全く異なります。とてもシンプルです。私たちは最大9%の利息で貸出し、最大7%を暗号通貨を預金するコミュニティに還元します。

Monarchウォレットとの提携について、Celsiusにとってどのような意味を持つのか教えていただけないでしょうか。

私たちは複数のウォレット事業者や取引所と提携しました。Monarchは比較的大きな事業者のうちの一つです。 InfinitoとCoinvestとも提携しています。私たちは、誰もが彼らの保有する暗号通貨から収入を得ることができるはずであると信じています。何億人もの人々がこのサービスに参加して恩恵を受けることで、コミュニティが成長し、暗号通貨が一般に採用されるようになるでしょう。私たちが、ウォレット事業者と取引所と提携する理由は、大きな顧客基盤にアクセスすることです。

私は以前にこれを実行したことがあります。私は、VOIPを開発して世界中に展開し、インターネットに接続している人なら誰でも無料で国際通話をすることを可能にしました。私は1995から96年に、日本にVOIPを輸入し、それをNTT(日本電信電話)と共に展開しました。今日、35億人以上の人々がVoIPを使用しています。それは、高価なサービスプロバイダ(電話会社)から安価なサービスへユーザーを移行させるための完璧なアプリケーションでした。 Celsiusはまた、大部分の収益をコミュニティに還元する意味で、より安価なサービスプロバイダーです。

CelsiusはBitGOのソリューションによって預金を安全に管理していると認識しています。私たちの読者に対して担保資産や預金の管理の安全性について語ってもらえませんか?

私たちは、自らが取引所になったり、カストディアンになることは、しないと決めました。その理由は、他にこれらの事をとても高い水準で実行する人々が存在するからです。BitGOを選び、他のカストディアンサービスにも対応します。

Celsius Networkモバイルアプリをダウンロードする際に、コインを預けるアドレスはBitGoのアドレスであり、Celsiusのアドレスではありません。預入れられたコインは直接BitGoに行き、貸出したときにだけBitGoを離れ、その後、またBitGoに戻ります。 BitGoは最高のカストディアンのひとつであり、彼らは何百もの取引所や企業を助けています。例えば、Chicago Market Exchange(CME)とBittrexはBitGoを使用しています。彼らは、ハッキングされていない非常に有名な顧客をたくさん持っているので、私たちは、彼らのインフラに頼っています。

BitGoは最近、Lloyd’s of Londonの保険市場を通じて、1億ドルの保険契約を結んで、コールドストレージアカウントを維持する顧客を保護することを発表しました。それは私たちの顧客の預金をはるかに安全にします。

Celsius Networkは融資に際していくつの通貨をサポートしますか?

米ドルに加えて複数の通貨をサポートしています。ユーロも対応しています。私たちは、最近最初の日本円での融資を実行したばかりです。私たちはブラジルでパートナーシップを結び、そこでレアルを貸出しています。預金と担保はすべてBitcoin、Ethereum、Litecoinなどですが、現金での融資自体は、さまざまな通貨で実行することができます。

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