Waves(ウェーブス) | 仮想通貨・分散型取引所・機能・ウォレットまとめ

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出典:https://altcointoday.com

Waves(ウェーブス)とは?

Waves(ウェーブス)とは 「仮想通貨」・「カスタムトークンの作成」・「仮想通貨&法定通貨(ドル等)の分散型取引所」等、これら全てのサービスを展開している暗号通貨金融プラットフォームです。

仮想通貨Waves(ウェーブス)の価格ライブチャート


2016年6月11日: WAVESの売り出し早々に1.39米ドルまで一気に価格が伸びますが、0.15米ドルまですぐに下落。その後は9ヶ月ほどずっと価格に変動は起きませんでした。

2017年4月1日: 安定的なWAVESの価格が新たなロードマップを後悔したこの日を境に徐々に上昇していきます。

2017年6月11日: 6.48米ドルまで価格が上昇。その後も価格が崩れることなく安定期に入ります。

2017年11月4日: この日よりWAVESの価格は上がり始め12月9日に17.6米ドルまで高騰、その後すぐに暴落。

2018年9月現在まで緩やかに価格が下がってきています。

出典:https://securityxt.com/currency

Waves早見一覧データ

通貨名 Waves(ウェーブス)
マイニング・リワード・トークン
Wavesコミュニティ・トークン
通貨略号/ティッカー Waves, MRT, WCT
規格 Bitcoin-NG (PoS版Bitcoin)
ICO価格 $0.1880
価格 約258円/1Waves (2018.09.20 現在)
約10円/1MRT (2018.09.20 現在)
約38円/1WCT (2018.09.20 現在)
特徴 仮想通貨, 分散型取引所(DEX), 分散型アプリケーション(Dapps)プラットフォーム
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プログラミング言語 ブロックチェーンシステム: Scala
APIライブラリ: Python, Java, JavaScript, C#, C
コンセンサスアルゴリズム Waves-NG = LPoS (Lease Proof of Stake / リース・プルーフ・オブ・ステーク)
創業者 Alexander (Sasha) Ivanov
取引開始日 2016年6月7日
本拠地 ロシア、モスクワ
発行数 100,000,000 Waves(全Waves発行済、インフラによる増刷無し)
発行上限数 100,000,000 Waves
ホワイトペーパー Wavesホワイトペーパー
公式リンク 公式サイト
公式Twitter(海外)
公式Telegram
facebook
VK
GitHub
Reddit
Medium

1. Waves(ウェーブス/Waves)とは?

出典:https://www.crypto-economy.net

Wavesとは、まず初めに簡単にまとめると、

  • 仮想通貨
  • DEX (decentralized Exchange/権力分散型の「法定通貨」&「仮想通貨」取引所)
  • 分散型アプリケーション(Dapps)プラットフォーム(誰でも自分の仮想通貨が作成可能)

のいずれも指します。なので今回の記事では、

  • Waves
  • Wavesプロジェクト全体

  • Waves
  • 仮想通貨としてのWaves

  • Waves プラットフォーム社
  • Wavesを運営する会社、モスクワに拠点を持つ

  • Waves Dappsプラットフォーム
  • 分散型アプリケーションを作成できるプラットフォームとしてのWaves

  • Waves DEX (Decentralized Exchange)
  • Wavesの「法定通貨」「仮想通貨」取引所

とそれぞれ区別して記述します。

Wavesは仮想通貨だけでなく、分散型(非集権型)のウェブアプリケーションが作成可能なプラットフォーム、法定、仮想通貨取引所など他のサービスも展開しており、これがWavesの最大の魅力です。

Wavesは第一次ブロックチェーンシステム(ビットコイン)、第二次ブロックチェーンシステム(イーサリアム)の課題、特に「トランザクションスピード」「スケーラビリティ問題」ブロックチェーンシステムの親しみにくさ」を解決するため発足しました。

2016年4月から5月まで続いたICOでは、約16億円(当時の3万BTC)を資金調達し、Wavesの開発資金として使用しています。

今では「Waves Dapps プラットフォーム」、「Waves DEX」の他にも、スマートコントラクトウォレット、データなどをオンラインで収納しておけるクラウドストレージ、通貨交換相手とのアノニマスメッセージ機能などのサービスも展開しています。

仮想通貨としてのWavesはもともと「ネクスト」(Nxt)という通貨から派生したという歴史もあり、ブロックチェーンシステムが「Scala」という関数型プログラミング言語で書かれているため、バグがとても発生しにくく、高速に処理することが可能な点もWavesの特徴です。

そしてWavesを一躍話題にした事件と言えば、大手チェーン「バーガーキング」がWavesを使って「ワッパーコイン」という仮想通貨トークンを作成、お店で使えるポイントとして利用し始めたことですよね。

そんな魅力がたくさん詰まったWavesをより詳しく説明致しましょう。

2. Wavesの特徴

上記ではWavesの創設者や簡単なサービスについて触れましたが、ここから更にWavesについて理解を深めましょう。

2.1. Wavesの創業者サーシャ・イヴァノフ(Sasha Ivanov)とは?

出典:https://twitter.com/sasha35625

Wavesは2016年に、アレクサンダー・イヴァノフ(Alexander Ivanov)、通称サーシャ・イヴァノフ(Sasha Ivanov創立されました。サーシャはWavesプロジェクトの前にも、Coinomatという法定通貨と仮想通貨の取引所を創設、仮想通貨のネクスト(Nxt)プロジェクトに携わっています。

2.2. Wavesの運営組織「Wavesプラットフォーム社」とは?

出典:https://twitter.com/wavesplatform

Wavesプラットフォーム社は、ブロックチェーンの普及とテクノロジーの向上を目標に活動している会社です。社内では2つのプロジェクト、

  • Wavesプラットフォーム
  • 一般公開されているオープンソースのブロックチェーンシステムの開発

  • ヴォストック (Vostok)
  • Wavesシステムを元に、企業向けプライベートブロックチェーンシステムの開発

があり、分散型アプリケーションのインフラストラクチャーを整えるだけでなく、一般企業に向けてもビジネスを展開しています。

2.3. Wavesクライアント (Waves Client) とは?

出典:https://github.com/wavesplatform/WavesGUI

Wavesクライアントは、デスクトップ用ブラウザ用、携帯専用アプリ(Android, iOS)それぞれ存在し、

  • Wavesウォレット 
  • (送金、Wavesのノードへのリース等)

  • Wavesトークン・ローンチャー
  • (Token Launcher / 独自トークンを簡単に生成できるツール)

  • Waves DEX
  • (法定、仮想通貨の分散型取引所)

これらのサービスを全てまとめて利用できるWavesツールパッケージがWavesクライアントです。

Wavesクライアント自体は「エレクトロン・フレームワーク」を使ったJavaScriptで作成されており、一般のユーザーだけでなく多くのデベロッパーも扱いやすい使用になっています。

2.3.1. Wavesウォレットとは?

出典:https://blog.wavesplatform.com/

Wavesウォレットでは、他の仮想通貨と同様に自身の残高を確認することができます。更には、

  • 法定通貨
  • (USドル, ユーロのみ)

  • 仮想通貨
  • (ビットコイン、イーサリアム、ライトコイン、Zキャッシュ、モネロ、Waves)

  • Waves由来のトークン
  • (MobileGo、ZrCoin等)

  • ERC20トークン
  • (GNTやZIL等のイーサリアムベースのトークン)

これらを第三者の仲介を必要とせず送金したり、Wavesウォレット内で保有したり、トレードしたりすることが可能です。各手数料は下記で詳しく説明します。

Wavesウォレットでは他にも、ノードへのWavesのリースも簡単に行うことができ、ノードがより多くマイニングの機会が得られるようサポートしたり、そのサポートの報酬としてノードからWavesを受け取ることができます(※下記詳細有り)。

2.3.2. Wavesトークン・ローンチャーで自分オリジナルのトークン(通貨)を発行できる

出典:[出典先URLを挿入(リンクを貼る文字列はスラッシュ単位で適度に短くしてください)]

Wavesクライアントで一番目立つ機能は何と言ってもWavesトークン・ローンチャーです。

企業であろうと個人であろうと、誰でも自分だけのオリジナル仮想通貨をWavesのブロックチェーン上で簡単に発行することができます。

Wavesで発行した独自通貨は即日Waves DEX(Wavesが提供する法定、仮想通貨取引所)で売買する事も可能です。

ブロックチェーンシステムのおかげで交換履歴は暗号化されつつ、取引に必要な情報が公開され、取引所はDEX(分散型の取引所)で一箇所にデータが集中することもないため、セキュリティも高いです。

独自通貨の発行手数料も1Waves(約270円 2018.09.20 現在)と破格に安く、Wavesクライアント上でプログラミングスキルを一切必要とせず発行することが可能です。

Waves上で生み出された独自通貨の代表的な例では、Tidex、ZrCoin、MobileGoがあり、MobileGoは自身のICOで約60億円もの金額を資金調達しました。 MobileGoのサービスの将来性と共にWavesプラットフォームが大々的に評価された一例です。

2.3.3. Wavesの分散型通貨取引所 DEX(decentralized Exchange)とは?

出典:https://twitter.com/wavesplatform

一般にcoincheck、Zaif、Binanceなどの大手仮想通貨取引所は、中央集権型と言われ、運営企業がデータサーバーを持ち、安全性を保証し、ユーザーへの細かいサービスを提供していますが、手数料が高かったり、システムにハッキングされてしまうと多大な経済的損害が生じるというリスクがあります。

coincheckから600億円相当のNEM(XEM)が盗まれたり、テックビューロのZaifから67億円相当のビットコイン盗難があったことは記憶に新しいと思います。

そんな中、WavesのDEXシステムは取引台帳など重要な情報は暗号化され、たくさんのサーバーやコンピューターに分散して保存されるため、一度のハッキングで大量のデータが漏洩したり、盗まれたりすることもありませんし、中央集権者がシステムをコントロールしない分手数料も低くすることができます。

実際にWavesでの一回のトランザクション手数料は一律0.01Waves (2.6円程度)で固定され、とても安く設定してあります。

さらにWavesが提供しているDEX内には、ウォレット機能も付帯し、シームレスに保有する通貨を取引することができます。

以下、現在(2018年9月20日)Waves DEXで取引可能な法定&仮想通貨リストです。

法定通貨
  • 米ドル (USD)
  • ユーロ (Euro)
仮想通貨
  • Waves
  • Wavesトークン(ZrCoin (ZRC)、MobileGo (MGO)など)
  • ビットコイン(BTC)
  • イーサリアム(ETH)
  • ライトコイン(LTC)
  • Zキャッシュ(ZEC)
  • モネロ(XMR)
  • Dash (DASH)

※先日行われた投票によりBancor(BNT)が追加される予定です。Wavesはイーサリアムベースのトークンに対応します。

2.4. Wavesのコンセンサスアルゴリズム、LPoS (Lease Proof of Stake) とは?

出典:https://twitter.com/wavesplatform

Wavesのコンセンサスアルゴリズムは独自で「Waves-NG」と呼んでいますが、「PoS(プルーフ・オブ・ステーク)」とほぼ同等なアルゴリズムであり、Bitcoin-NGを参考に作られました。

Bitcoin-NGは、次のブロックを組む代表者を事前に選び、ブロックを組んでもらうことにより、Bitcoinのトランザクションスピードを3トランザクション/秒から6トランザクション/秒へ向上させたシステムです。

PoW(プルーフ・オブ・ワーク)」と異なり、ブロック生成者はブロック生成権を争って獲得せず、コミュニティに代表者として事前に選ばれるため、大量の電力を消費せずに済み、トランザクションスピードも高速になります。

このWaves-NG(PoS)のおかげでWavesのトランザクションスピードは100トランザクション/秒と、2万トランザクション/秒のVisaなど決済会社サービスには及びませんが、ビットコインやイーサリアムよりも早いトランザクションを可能にしています。

2.4.1. Wavesのコンセンサスアルゴリズム、LPoS (Lease Proof of Stake) のリースとは?

出典:https://twitter.com/CrytpoInfo/media

Wavesのブロックチェーンシステムはただの「PoS」ではなく、「lease(リース) PoS」です。

つまり自分の持っているWavesを代表者(ノード)の誰かにリース(貸し出す)することが出来るPoS(プルーフオブステーク)です。

Wavesのトランザクションを認証できるノードになるには1,000Waves以上を保持しているなどの一定の条件を満たす必要があります。

しかし1,000Waves(2018年9月20日現在、約26万円)をWavesウォレットに常に保持できる人は中々いないですし、ある程度資本がある人だけに権力が集中してしまうことを回避するために、多勢からWavesをリース(貸して)してもらい、トランザクションを承認できるノードを増やそうとしているシステムが、リースプルーフオブステーク(LPoS)です。

さらにWavesを貸し出した人たちも、リース料としてWavesを借り受けトランザクションを承認し手数料を稼ぐノードからリターンを得ることができ、コミュニティ全体に還元がある仕組みになっています。

貸し出すノードと量にもよりますが、最大1年間で+5%ほどのWavesをリースのみで稼ぐことが可能です。

  • 100Waves(2万6000円ほど)を1年リース→3Waves
  • 1000Waves(26万円ほど)を1年リース→33Waves

こちらに公式Wavesリース計算機(下方までスクロール)があるので、こちらでご自身で確かめてみてください。

2.5. Wavesゲートウェイズ (Waves Gateways)とは?


多くの分散型アプリケーションプラットフォーム(EOS, Cardano, イーサリアムなど)はDEX(分散型取引所)をもち、プラットフォーム上で生成された独自トークンとプラットフォームのネイティブトークン(例:Wavesの場合ならMobileGoとWaves)をいつでも取引可能なようにするのが一般的ですが、他の仮想通貨や法定通貨とも取引できるDEXをもつプラットフォームはまだ稀です。

Wavesは仮想通貨、法定通貨問わずより多くの通貨を取引できることが今後大切だと考えており、「Wavesゲートウェイズ」というサービスでそれを可能にしています。

WavesゲートウェイズはサードパーティのIDNowというサービスを利用しユーザーのIDを確認し、Coinmatというゲートウェイサービスを利用して以下の対応している国への法定通貨送金を可能にしています:

対応国

日本 / アルゼンチン / ベルギー / ボスニアヘルツェゴビナ / ブルガリア / ブラジル / 中国, 香港 / デンマーク / ドイツ / エストニア / フィンランド / フランス / ギリシャ / アイルランド / アイスランド / イタリア / コロンビア / クロアチア / ラトビア / リヒテンシュタイン / リトアニア / ルクセンブルク / マルタ / メキシコ / ニュージーランド / オランダ / ノルウェー / オーストリア / ポーランド / ポルトガル / ルーマニア / スウェーデン / スイス / シンガポール / スロバキア / スロベニア / スペイン / 南アフリカ / 韓国 / チェコ / トルコ / ウクライナ / ハンガリー / イギリス / サイプラス

非対応国

アメリカやカナダなど、上記に含まれない国々

上記の対応国へ法定通貨と仮想通貨の取引をWaves DEX上で可能にしています。以下は2018年9月時点でのゲートウェイズ対応通貨です:

2017年3月より:ビットコインとのゲートウェイ
2017年5月より:ユーロとのゲートウェイ
2017年6月より:米ドル、イーサリアムとのゲートウェイ
2017年10月より:ライトコイン、Zキャッシュとのゲートウェイ
2018年6月より:モネロ、Dashとのゲートウェイ

Wavesゲートウェイズでは実際に通貨をシステム内で送金しているのではなく、ユーロ(EUR)ならwEUR (Waves EUR)というトークンを作成しWaves DEXに送金されたユーロをロックアップし、wEURとユーロの価値を常に1:1に保つことによりサービスを展開しています。

これら仮想通貨の残高はいつでもWavesウォレットで確認、取引することができ、法定通貨は上記の国民で上記の国の銀行口座を保有していればWavesウォレットから直接確認、取引することが可能です。手数料詳細は下記の「2.8. Wavesの手数料一覧」をご覧ください。

2.6. Wavesのスマートアカウント(Smart Accounts)、スマートアセット(Smart Assets)、スマートコントラクト(Smart Contracts)、それぞれの特徴と違いとは?

Wavesの第一弾、最低限機能のみを搭載したスマートコントラクト、「スマートアカウント ver. 0.14.4 (Smart Accounts)」がWavesのメインネットに導入開始と9月10日に発表され、「スマートアセット(Smart Asset)」、さらにはスマートコントラクトがのちに導入予定と本格的にWavesのスマートコントラクトプロジェクトが動き始めました。

ここではそのスマートアカウントの機能、スマートアセットの機能がスマートコントラクトとどう違うのか、スマートコントラクトがあることでどういうメリットがあるのか、説明いたします。

2.6.1. Wavesのスマートアカウント(Smart Accounts)とは?

出典:https://twitter.com/bag_holdr

まずWavesのスマートアカウントとは、Wavesが目指すスマートコントラクトの前提となるものです。チューリング非完全の言語である(手順の繰り返しなどオブジェクトプログラミング言語では基本の操作ができない)、「RIDE」というプログラミング言語(関数言語のF#に酷似)で書かれています。

チューリング非完全なため多くの機能はありませんが、トランザクション手数料をすぐに計算したりと簡単で安全なタスクをこなします。簡潔で繰り返し作業が少ないコードにはRIDEが最適だとWavesは主張しています。

以下はスマートアカウントの機能です:

  • アカウント自体が自身トランザクションを仮認証
  • 従来のトランザクションのステップ
    1. トランザクション申請
    2. トランザクションプールに滞留
    3. マイナーがトランザクションに必要な情報が含まれているか確認
    4. 必要な情報が含まれていない場合には拒絶
    という一連の効率が悪いステップであり、スマートアカウントではアカウント自体がトランザクションに必要な情報が含まれているか事前に確認、拒絶することができる

  • マルチシグ(multisig)
  • 一つのトランザクションに対して、2つ以上のウォレット、アカウントが承認しなければトランザクションとして認められない

  • アトミックスワップ(atomic swap)
  • 仲介者なしで異なるチェーン同士で取引が可能な技術

  • トークン凍結(token freeze)
  • 特定の仮想通貨を使用できないようにブロックチェーン上で凍結できるサービス

2.6.2. Wavesのスマートアセット(Smart Assets)とは?

スマートアカウントだけではこなせないトランザクション周りのタスクを、代わりにこなすのがスマートアセットです。言語はスマートアカウント同様「RIDE」で書かれており、簡単なタスクしかこなすことはできません。

以下は、スマートアセットの機能です:

  • トランザクションの転送
  • (TransferTransaction)

  • 大量のトランザクションの転送
  • (MassTransferTransaction)

  • トランザクションの再発行
  • (ReissueTransaction)

  • トランザクションの無効化
  • (BurnTransaction)

2.6.3. Wavesのスマートコントラクト(Smart Contract)とは?

出典:https://blog.wavesplatform.com/

Wavesのスマートコントラクトは、スマートアカウント、スマートアセットと違い、チューリング完全の言語RIDEON」という「RIDE」の拡張版言語で書かれています。

チューリング完全言語のため、一般のプログラミング言語のようにデベロッパーはいかなるタスク実行コードも書くことが可能です。

以下は今後搭載予定のWavesスマートコントラクトの代表的な機能です:

  • 分散型アプリケーション用投票システム
  • データ・オラクル
  • (ブロックチェーンシステムが外部データベースにアクセスできる)

2.7. WavesのノードAPI (Node API)とは?

出典:https://wavesplatform.com/developers

Wavesのブロックチェーンへのアクセス、Wavesノードの管理などを第三者Webサービス上で、WavesのAPIを使ってアクセスすることができます。APIはデベロッパーにも馴染み深いJSON形式を使用しており、以下の言語にはサービス開発を容易にしてくれるライブラリが用意されています:

  • Javascript
  • C
  • C#
  • JAVA
  • Python
  • PHP

2.8. Wavesでの手数料一覧

出典:https://www.asynclabs.co/

Wavesは手数料を最小限にまで抑えること、また、できる限り全手数料を一律にすることでWavesのサービスを使うハードルを低くするように努力しています。

以下は、各通貨を送金した際、また各サービスを使用した際の手数料一覧です:

サービス各種 料金
Waves内での独自トークン作成 一律1.0 Waves
Wavesトランザクション 一律0.001 Waves
ビットコイントランザクション 一律0.001 Waves + 0.001 BTC
イーサリアムトランザクション 一律0.001 Waves + 0.001 ETH
ライトコイントランザクション 一律0.001 Waves + 0.01 LTC
Zキャッシュトランザクション 一律0.001 Waves + 0.01 ZEC
ビットコインキャッシュトランザクション 一律0.001 Waves + 0.01 BCH
Dashトランザクション 一律0.001 Waves + 0.001 DASH
モネロトランザクション 一律0.001 Waves + 0.01 XMR
米ドル、ユーロトランザクション 送金額の1%
※最低50USD、50EUR以上、最高金額はどのIDで本人確認したかで変わってきます、詳細はこちら

手数料は全額、認証作業実際に行ったノードに渡ります。

2.9. Wavesでの報酬一覧

出典:https://wavesplatform.com/leasing

Wavesから徴収される費用もありますが、Wavesから得られる報酬もあります。Wavesからの報酬は全部で4種類あります:

  1. マイニング報酬
  2. マイナー・リワード・トークン(MRT)
  3. リース報酬
  4. ウェーブス・コミュニティ・トークン(WCT)

の4種類です。以下ではそれぞれの特徴と入手方法、その金額等を説明致します。

2.9.1. Wavesのマイニング報酬とは?

出典:https://wavesplatform.com/mining

Wavesのマイニング報酬とは、文字通りノードがトランザクションの認証(マイニング)を行った時に、ノードが貰えるリワード(報酬)です。

Wavesのマイニング報酬は、ユーザーが望めばWaves以外の法定通貨、仮想通貨で支払うことも可能です。ただしWaves以外で支払う場合には上記に示したように報酬を支払う側から追加の手数料がかかるので気をつけてください。

分散型アプリケーション内での独自ネイティブトークンでの報酬の支払いは、Wavesでの支払いと同等と扱われるので追加の手数料は必要ありません。

Wavesのマイナーになるには、上記でも示したように、1000Waves以外に特に必要なものはありません。EOSなどの仮想通貨/ブロックチェーンのノードになるには大変な設備や投票を集める必要がありますが、それらと比べるとWavesのノードになるのは比較的簡単です。

こちらは実際ノードになってどれぐらいマイニング報酬を得られるのかの目安です:

1000Waves(ノードになる最低金額:約26万円)を保有したノードで1年間マイニング→300Waves(78000円/年)

10,000Waves(約260万円)を保有したノードで1年間マイニング→3000Waves(78万円/年)

100,000Waves(約2600万円)を保有したノードで1年間マイニング→30,000Waves(780万円/年)

こちらに公式のWaves報酬金計算機(下方へスクロール)があるので、実際にご自身でご確認ください。

利回りは年率30%と、一般的な銀行預金と比べると驚異の差です。(価格変動リスクが大きい)

以下はWavesのノードになるまでの実際の手順です:

  1. Wavesのノードパッケージをダウンロードする
  2. Wavesのノードパッケージをインストールする
  3. 環境設定を整える
  4. 起動する

あとは自動的にノードがマイニングを自動でしてくれます。マイニングの機会を得るにはなるべく多くのWavesを保持、またはリースしてもらいマイニング可能性をあげましょう。

リースを募る場合には、こちらのWavesノードプールに登録してWavesのノードになりたい意をコミュニティに伝えましょう。

2.9.2. Wavesから直接貰える「マイナー・リワード・トークン(MRT)」とは?

出典:https://coinmarketcap.com/currencies/

トランザクション認証(マイニング)を成功させることにより貰える報酬金は、ユーザーからとWavesからの2種類があり、Wavesから貰える報酬金をマイナー・リワード・トークン(MRT)と呼びます。

マイニング報酬の量に比例してエアドロップされます。用途は定かではありませんが、2018年6月6日から7月15日までに不定期にWavesがマイナー・リワード・トークン(MRT)の一部をマイナーから買い取り、少量を焼却、他は再び際エアドロップしたと発表しました。以下詳細:

・ 278,734.74 MRT 買取
・ 26,933.66 MRT 焼却
・ 251,801.08 MRT 再びマイナーへエアドロップ

どうやらマイナーへの更なるインセンティブとして現在は使われているようですが、一部を焼却しているところを見ると、将来的には廃止されるマイニング報酬だと考えられます。(Wavesへ確認中)

ちなみにマイナー・リワード・トークン(MRT)自体を取引することも可能であり、1 Waves = 約23MRT(約10円)です。CoinMarketCapによるとMRTはWavesの10分の1の量、10,000,000MRTほど流通しています。

2.9.3. Wavesをノードにリースして得るリース報酬とは?

出典:https://blog.wavesplatform.com/

前述していますが、マイナーにWavesをリース(貸し出す)ことで一般ユーザーも利益をあげることができるのが「リース報酬」です。ユーザーが貸し出したWavesに比例して、マイナーが受け取ったトランザクション報酬の一部または全部をユーザーに配ったのがリース報酬です。ちょうど自身の資金を銀行に預けるようなイメージとWavesは説明しており、簡単にリースしたWavesを自分のウォレットに引き戻すことが可能です。

リース報酬の量は各ノードによって異なり、100%マイニング報酬をWaves貸し出しユーザー(lessorという)に還元、さらに独自トークンを還元Waves量に比例してエアドロップしてくれるノードもあります。各ノードの条件を確認して賢いリースを行いましょう。

こちらはお勧めのWavesマイニングプール3つです:

  • 毎週支払い
  • 100%のWavesとMRTを還元
  • Kolionという仮想通貨を追加で配布
  • 毎週支払い
  • 85%のWavesとMRTを還元、残りの15%はwNET(Waves由来トークン)保持者へ還元
  • WNET, OCL, Mercuryという仮想通貨を追加で配布
  • 5000ブロック毎に支払い
  • 98%還元
  • トランザクション費がかからない

他にも100以上のノードがあるのでこちらで確認してみましょう。

Wavesをリースするには公式ウォレットにWavesを保持しておかなければいけませんが、リースの工程はとても単純です。

以下は、実際に自身のWavesを特定のノードへ貸し出す工程です:

  1. Wavesクライアントをダウンロード
  2. 自身のWavesをWavesウォレットに入金する(リースするには最低0.002Wavesが必要)
  3. どのマイニングプールに参加するか決める
  4. Wavesクライアントからリースするプールのアドレスをリース手続きの際に記入、登録する
  5. 報酬金を毎週受け取る(※ノードによって支払い日は異なります)

繰り返しになりますが、ノードによって報酬額は異なります、が、目安として公式リース報酬計算機(下へスクロール)を使って実際に受け取れるWavesの額を確認しておきましょう。

リース額とリース報酬額の対比例
  • 1000Waves(約26万円)を1ヶ月リース→2.5Waves(約650円)
  • 1000Waves(約26万円)を1年間リース→30.2Waves(約7800円)
  • 10,000Waves(約260万円)を1ヶ月リース→25Waves(約6500円)
  • 10,000Waves(約260万円)を1年間リース→302Waves(約7万8000円)
  • 100,000Waves(約2600万円)を1ヶ月リース→250Waves(約65,000円)
  • 100,000Waves(約2600万円)を1年間リース→3020Waves(約78万円)

利回りは年間3%です。現在では23カ国に168ノードプールが存在しています。気に入ったノードにWavesをリースし利益を上げてみましょう。

2.9.4. Wavesコミュニティ・トークン(WCT)とは?

出典:https://twitter.com/wavesplatform

Wavesコミュニティ・トークン(WCT)とは、全Waves保持者に、Waves量と比例して2017年の1月15日より9ヶ月間かけて配られたトークンです。

当時Wavesを長期的に、Wavesの公式ウォレットに安全に保持するインセンティブの一つとして配られました。2018年の9月現在1WCT = 37円ほどで取引もされています。

Wavesコミュニティ・トークン(WCT)保持者はWavesのコンセンサスアルゴリズムの変更等の際に意見や投票する権限を持ち、新しいWaves上の独自仮想通貨をエアドロップすることが可能な対象としても扱われます。

またWavesプラットフォーム上で行われる開発途中の新しいトークン発行プロジェクトへの投票としても使うことが出来き、ユーザーと分散型アプリケーション開発者はWCTを投票や意見に見立て、今後のプロジェクト方向性の投票等を行うことが可能です。

他にも主に以下の利用目的で使われます:

  • ビジネスサイド検証
  • 概念検証の証明
  • トークンスペックのアドバイス
  • テストのヘルプ
  • 製品とサービスの統合に関するヘルプ
  • コミュニティへの紹介

2.10. Wavesエクスプローラー(Waves Explorer)とは?


Wavesにはこれまで生じた全てのトランザクションをいつでも検索、確認することができるWavesエクスプローラーという検索機能があります。

3. Wavesがトレード可能な取引所

出典: https://tidex.com/

ここまではWavesのシステム内での取引についての話でしたが、他にも多くの仮想通貨交換所でもWavesは頻繁に取引されています。日本国内では扱いはありませんが、海外でもっともWavesが取引されている取引所Top 5とそれぞれの取引所の特徴をまとめました。

  1. Tidex
  2. 取引手数料が0.1%の仮想取引所。Tidex自身が発行しているTDXもWavesで作ったトークンの一種なので、互いに支え合っているパートナー企業と言えます。

  3. Binance
  4. 手数料が他社と比べて安い香港にある仮想通貨取引所。超大量の銘柄を扱っていることでも有名で、大きく当てたい人には必需取引所です。国内で売っていないWavesも一律手数料0.1%で購入できます。

  5. BCEX
  6. カナダに住所を置く中国の仮想通貨取引所です。2018年からWavesを取引し始め、USDと交換することができます。

  7. Bittrex
  8. ラスベガスにある仮想通貨取引所。カスタマーサポートや安全性が他の取引所と比べて高く、安心して取引をすることができます。2018.07.04現在は新規登録を停止しています。

  9. OKEX
  10. 6月15日にWavesから発表されたのが、世界第2位の仮想通貨取引所「OKEX」でもWavesが取引できる様になりました!

4. Wavesの将来性

出典:https://twitter.com/wavesplatform

さてここまでWavesについて読んできていかがでしょうか?
続々と大手仮想通貨取引所で扱われ始めたり、Waves取引所内に新たな仮想通貨を取り入れたりと常にアクティブなWavesチーム。

コンセンサスのアルゴリズムも次世代の「リース・プルーフ・オブ・ステーク」を採用し、秒速1000回のトランザクションを可能にするなどスケーラビリティ問題にも取り組み、ブラウザ用Wavesライトウォレットを発表するなどユーザビリティーまでしっかり手の届いている数少ない仮想通貨です。

4.1. Wavesの提携企業先リスト

  • デロイト CIS
  • 仮想通貨取引やICOを法律の観点から考え、Wavesプラットフォーム上でもっと多くのサービスが実現できないか共同開発

  • ナショナル・セトルメント・デポジトリー(ロシア)
  • モスクワ証券取引所の中央デポジトリー。共同で仮想通貨と暗号資産を作成できるデジタルブロックチェーンプラットフォームを開発

  • Astana International Finance Centre(カザフスタン)
  • 業務提携ならびにブロックチェーンプラットフォームの共同開発

5. まとめ

今の所大きなトラブルもなく、毎年スムーズにプロジェクトも進行しているのでこれからも有望な仮想通貨の一つです。

Wavesについて理解を深めていただけましたか?より詳しく知りたい方は上記の公式サイトよりブログをチェック、又はSNSでフォローしましょう!

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